コラム

「平屋にサンルームは憧れますよね」
陽光が差し込む開放的な空間で、洗濯物を干したり、読書をしたり、グリーンを育てたり。
そんな夢のような空間を実現できるサンルームですが、平屋に設置するとなると、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

この記事では、平屋にサンルームを設置するメリットやデメリット、間取り事例、そして失敗しないためのコツを解説していきます。
サンルームのある平屋暮らしを検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

□平屋にサンルームを設置するメリット

平屋にサンルームを設置するメリットはたくさんあります。
開放的な空間が実現できるだけでなく、快適な暮らしをサポートしてくれる機能も備えています。
サンルームを設置するメリットは主に以下の5つです。

・太陽光をたっぷり浴びれる
・天気を気にせず洗濯物を干せる
・エアコン効率が向上する
・癒やしの空間になる
・家族のコミュニケーションスペースになる

1: 太陽光をたっぷり浴びれる

サンルームは、その名の通り、太陽の光をたっぷり室内に取り込める空間です。
平屋の場合、2階がないため、サンルームに届く陽光は、リビングや寝室にも届きやすく、部屋全体が明るく開放的な雰囲気になります。
冬場には、太陽の光を効率よく取り込み、暖房効果を高めることも可能です。

2: 天気を気にせず洗濯物を干せる

雨の日でも、風の日でも、雪の日でも、サンルームがあれば、安心して洗濯物を干せます。
天候に左右されることなく、いつでも快適に洗濯物を干せるのは、忙しい人にとって大きなメリットです。
また、花粉や黄砂などの大気汚染から洗濯物を守ることもできます。

3: エアコン効率が向上する

サンルームは、建物と外気との間に緩衝空間を作ります。
そのため、夏は太陽の熱を遮り、冬は寒気を防ぐ効果があり、室内の温度を快適に保てます。
結果として、冷暖房の効率が向上し、電気代節約にもつながります。

4: 癒やしの空間になる

サンルームは、リビングや寝室とはまた違った雰囲気の空間です。
陽光が差し込む開放的な空間は、心身のリラックス効果も期待できます。
読書やティータイム、趣味を楽しむなど、自分だけの時間を過ごすのに最適な空間として活用できます。

5: 家族のコミュニケーションスペースになる

サンルームは、家族みんなで集まって過ごすのに最適な空間です。
リビングやダイニングとは少し離れた場所にサンルームを設置すれば、家族それぞれがリラックスできる空間になります。
また、子供やペットが安全に遊べるスペースとしても活用できます。

□平屋にサンルームを作る際の失敗しないコツ

サンルームは、設置する場所や構造によって、その後の使い心地が大きく変わってきます。
後悔しないためには、以下のポイントをしっかり押さえましょう。

1: 太陽光が当たる方位を考慮する

サンルームは、太陽の光を最大限に活かせるように、南向きに設置するのが理想です。
特に、平屋の場合、2階がないため、サンルームに当たる日差しは、リビングや寝室にも影響を与えます。
南向きに設置することで、これらの部屋にも十分な光が差し込み、明るく開放的な空間になるでしょう。

2: 床の高さやデザインを検討する

サンルームの床の高さは、隣接する部屋との関係性を考慮して決める必要があります。
リビングや寝室と同じ高さにする場合は、床納まりと呼ばれる設計になります。
一方、庭やバルコニーと同じ高さにする場合は、土間納まりと呼ばれる設計になります。
それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、生活スタイルに合った設計を選びましょう。

3: 結露対策をしっかり行う

サンルームは、ガラス張りであるため、冬場には結露が発生しやすいです。
結露は、カビやダニの発生原因となるため、対策は必須です。
換気をこまめに行ったり、除湿機を設置したり、窓に断熱シートを貼ったりするなど、適切な対策を講じましょう。

4: 室温対策も忘れずに

サンルームは、夏は高温になりやすく、冬は寒さがこもりがちです。
快適な空間にするためには、室温対策も重要です。
遮光カーテンやブラインドを設置したり、換気扇を取り付けたり、必要に応じてエアコンを設置したりするなど、適切な対策を検討しましょう。

5: 予算とスペースをしっかりと考える

サンルームの設置には、建築費用だけでなく、メンテナンス費用も必要になります。
予算とスペースをしっかりと見極め、無理のない範囲で計画を進めましょう。
この点を入念に準備していれば、失敗する可能性をグッと下げられますよ。

□サンルームのある平屋の間取り事例

サンルームは、リビング、ダイニング、寝室、脱衣所など、様々な場所に設置できます。
それぞれの場所に合わせた間取り事例を紹介します。

1: 脱衣所とサンルームを隣接させる間取り

脱衣所とサンルームを隣接させることで、洗濯物を干す動線がスムーズになり、家事の効率がアップします。
洗濯機で洗った洗濯物をすぐにサンルームに運んで干せるので、時間短縮にもつながります。

2: 和室とサンルームを隣接させる間取り

和室とサンルームを隣接させることで、開放的な空間が広がり、畳の部屋に自然光が差し込む、穏やかな空間が生まれます。
和室は、客間や書斎、子供部屋など、様々な用途で活用できるので、サンルームとの組み合わせもおすすめです。

3: リビングとサンルームを隣接させる間取り

リビングとサンルームを隣接させることで、リビングの空間が拡張され、より開放的な空間になります。
サンルームは、リビングの延長として、読書やティータイム、趣味を楽しむスペースとして活用できます。

□サンルームのある平屋の暮らしをもっと楽しむ

サンルームは、ただ洗濯物を干すだけの空間ではありません。
工夫次第で、様々な用途で活用できます。

1: グリーンを育てる

サンルームは、日当たりが良く、風通しも良いので、植物を育てるのに最適な空間です。
観葉植物やハーブ、野菜など、様々な植物を育てて、緑豊かな空間を楽しめます。
サンルームと植物の相性は抜群ですので、ぜひ検討してみてくださいね。

2: ペットと過ごす

サンルームは、ペットと過ごすのにも最適な空間です。
ペットが安全に遊べるスペースとして、また、ペット用のベッドやトイレを設置して、ペット専用の空間として活用できます。

3: 趣味を楽しむ

サンルームは、読書や絵画、手芸など、様々な趣味を楽しめます。
陽光が差し込む開放的な空間で、趣味に没頭すれば、さらに充実した時間を過ごせるでしょう。
サンルームでの趣味を楽しみたい方はぜひご検討ください。

4: アウトドアリビングとして楽しむ

サンルームは、アウトドアリビングとしても活用できます。
テーブルや椅子を置いて、食事やお茶を楽しめます。
夜は、ランタンやイルミネーションで飾り付ければ、幻想的な空間になります。

□まとめ

平屋にサンルームを設置することで、快適で充実した暮らしを実現できます。
サンルームは、開放的な空間を生み出し、洗濯物を干したり、趣味を楽しんだり、家族と過ごしたりと、様々な用途で活用できます。
しかし、設置する場所や構造によって、その後の使い心地が大きく変わってくるため、失敗しないように、しっかりと計画を立てることが重要です。
この記事を参考にして、あなたにとって最適なサンルームのある平屋暮らしを実現してください。

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