注文住宅でよくある後悔の事例として、窓に関する失敗が挙げられます。
部屋を明るくするのに必須の窓ですが、なんとなく配置すると思わぬ失敗やストレスにつながってしまいます。
今回は、菰野市、四日市市、いなべ市周辺で注文住宅を検討中の方へ、窓に関する後悔を紹介します。

□窓に関する後悔や失敗について

この項では、窓に関する後悔や失敗例を具体的に紹介します。

1つ目は、窓の大きさと配置がバラバラで外観が悪くなってしまったという失敗です。
確かに、窓が大きく数も多ければ、部屋にたくさん光を取り込めます。
しかし、外から見たときの配置を考えていなければ外観の印象は悪くなってしまうでしょう。
配置を考える際には、光を取り込めるようにすることも大切ですが、縦横のラインや大きさに統一感を持たせることも同様に重視しましょう。

2つ目は、窓を多く配置しすぎたことで、断熱性能を下げてしまったという失敗です。
家を明るくしてくれる窓ですが、断熱性能に関してはマイナスの要素になってしまいます。
そのため、窓を無闇にたくさん配置してしまうと、当然断熱性能は格段に落ちてしまいます。
したがって、家づくりにおいては、明るい家にすることも目指しながら、同時に断熱性能とのバランスも意識する必要があります。

3つ目は、窓を増やしすぎて家具が置けなかったという失敗です。
明るさのみを重視して窓を配置した結果、家具が置けなくなったという事例は少なくありません。
窓を増やしすぎると、収納面積が小さくなってしまうというデメリットになります。

4つ目は、窓の配置を間違えて、視線が入るようになったという失敗です。
人通りの多い向きや隣家の窓の真正面など、人の目線がよく入るような位置に窓を付けてしまうと、プライベートな空間が確保されません。
家をより落ち着ける空間にするためにも、配置を決める際には視線が入らないかどうかをチェックすると良いでしょう。

5つ目は、窓を玄関に配置しておらず、暗くなってしまったという失敗です。
「玄関に窓はいらないのでは」と思うかもしれませんが、靴を履く時や、来客時は明るい方が良いでしょう。

6つ目は、階段に窓を設けておらず、転びそうになったという失敗です。
階段の途中や上った先に窓がないと、常に薄暗い場所となります。
階段が暗いと、上り下りする際の事故の原因にもなってしまうので注意です。

7つ目は、大きい窓にしたら光が入りすぎて困ったという失敗です。
大きな窓を設けることで、部屋を一気に明るくできます。
しかし、取り込む光が強すぎると、室温の急激な上昇に繋がります。
特に、夏場はかなり過ごしにくい部屋になってしまうでしょう。

8つ目は、風の通り道を考慮していなかったという失敗です。
窓の役割は光を取り込むことだけではありません。

風通しを良くすることも窓の重要な役割です。
風通しを考慮せずに配置してしまうと、じめじめした空間になってしまい、カビやダニの発生にも繋がります。
窓の数や大きさだけではなく、いかに風が通りやすいかという点にも注意する必要があるでしょう。

9つ目は、防犯対策が不十分だったという失敗です。
窓は、空き巣が侵入する場所にもなりうるので、できる限り防犯対策を施したいポイントです。
家のプライベートを確保するために人目につかない位置に窓を置く場合でも、格子やシャッターなどの対策は必要でしょう。

□注文住宅の窓の配置で注意すべきポイントとは？

この項では、窓の配置で着目したい3つのポイントを紹介します。

1つ目は、事前に調査して隣家の窓の位置を把握しておくことです。
もし、仮に隣の家の窓と完全に被るような配置にするようなことがあれば、お互いのプライバシーを損なうことになります。
隣や道行く人の視線が気になると、常にカーテンを閉めるようになり、窓が窓としての機能を発揮できなくなるので、視線が入らない場所に配置するように注意しましょう。

2つ目は、窓を多くしすぎないことです。
前述した失敗例で多かったのが窓を多くしすぎたという失敗でした。
窓を多くしすぎることは断熱性能を下げたり、見た目がごちゃごちゃしてしまったりとデメリットを多く生むことになります。
明るさを求めるのも必要ですが、多くするのではなく必要な箇所に必要なだけ配置することを意識しましょう。

3つ目は、家具の配置とのバランスを見ることです。
窓の配置を間違えると、置きたい家具が置けなくなる可能性があります。
どこに設けるか決める際にはまず、その部屋にどんなものを置きたいのかをイメージして、そのイメージに合う窓の配置にすると良いでしょう。

□まとめ

今回は、注文住宅を検討中の方が知っておくべき窓の失敗について紹介しました。
窓は設ける場所や数、向きなどにおいて自由度が多い分、家づくりで失敗しやすい項目です。
窓は入ってくる日光や周りの視線、外観などを考慮しながら適切な数だけバランス良く配置するようにしましょう。