注文住宅の予算の決め方や注意点について紹介します!
基本的に家づくりは予算の範囲内で行うことになるので、事前の想定はしっかりとしておく必要があります。
今回は、菰野町、四日市市、いなべ市周辺で注文住宅を検討中の方へ、予算の決め方や注意点を紹介します。
□予算の決め方とは
住宅の価格は、「購入時の金額」と「購入後の金額」の合計であることを押さえておきましょう。
最初に、現状どのくらいの金額をかけられるのかを考えましょう。
自己資金を確定するためには、現在の貯金額の中からどのくらい出せるのかを検討することが重要になります。
初期費用としてどのくらいの額をかけるのか考えておくことによって、後の引っ越し代や入居費などのお金を計画的に残せるでしょう。
後の生活も考えて、資金計画に余裕を持つためにも、貯金の全てを購入資金に充てることは避けましょう。
住宅にかけられる資金が分かった後は住宅ローンの金額について決めていきます。
借りる金額を決める際には、トータルの返済額から毎月の返済額も決める必要があります。
住宅を買った後も滞りなく返済していくためには、余裕を持った計画を立てなければなりません。
綿密にシミュレーションしておくと、返済の具体的なイメージがしやすくなるのでおすすめです。
現在用意できる額と借りる額が分かった時点で、購入資金が分かるでしょう。
□年収別の予算の決め方について
注文住宅にかかるお金に関しては、最も大きな要素であるローンについて考えなければなりません。
ローンは年収によって適切な返済額が変わるので、自分の年収であれば月々どのくらいの額になるのかを把握しておきましょう。
年収400万円の人の月々の返済額は6.7から8.3万円程度です。
返済完了するまでの期間を仮に35年、金利を1.360パーセント、元利均等返済という条件でローンを借りる場合の借りられる金額の目安は2230から2770万円になります。
年収500万円の方の返済額は10から12.5万円程度です。
ローン借入額は2780から3470万円程度です。
年収800万円の方の返済額は15から18.8万円程度であると言われています。
つまり、ローン借入額は4450から5560万円です。
ここで紹介した額を超える年収の方は、自己資金を多く準備できる方もいるでしょう。
その場合には返済額をより抑えることも可能になるでしょう。
ローンに限らず資金計画全般に言えることですが、ローンの支払いだけに縛られず、余裕を持った計画を立てることで、不測の事態にも柔軟に対応できます。
出費額に占めるローンの割合が高くなり過ぎないように注意しましょう。
□失敗しないための注意点とは?
予算に関する失敗を避けるためには、いくつか注意しておかなければならないことがあります。
ここで紹介する事前にやっておくべきことについては、いくつかのポイントをしっかりと押さえておきましょう。
1つ目のポイントは、資金のシミュレーションをすることです。
月々の返済額が分かったら、シミュレーションをしておくことが大切です。
具体的な額について把握しておくことで、日々の生活にかけるお金の計画も立てやすくなります。
2つ目のポイントは、ライフスタイルについても考慮することです。
各々のライフスタイルによって、家に求める条件が変わり、それによって必要な費用も変動します。
どんな暮らしを求めるのかや、重要だと思う部分がどこなのかを家族とよく話し合っておくことは、家づくりにおける優先事項を考える上でとても大切なことと言えるでしょう。
また、年を重ねるにつれて子供が増えたり、逆に出て行ったりすることで2階を使う人がいなくなったというようなライフスタイルの変化は住宅に住んでいたらよく起こりえます。
これらをよく考えて、どんな住宅だったら良いのか、またそれを建てるのにはどのくらいの予算が必要なのかを把握しておくことは必須です。
3つ目のポイントは、建物以外の費用についてもしっかりと考えておくことです。
住宅には高額なお金が必要になりますが、もちろん家具にもお金がかかりますし、備え付けでない限り家電にも予算を割かなければなりません。
家具を買う際に、十分にお金がなくて欲しかったものが買えなかったということを避けるために、どれくらいの予算が必要なのかは別で調べておくと良いでしょう。
家づくりでは、家に住み始めた後の生活をイメージするのが何よりも重要になります。
生活し始めてから住宅購入にお金をかけすぎた、もう少し設備を増やせば良かったと後悔しても遅いです。
最初の資金計画を綿密に練ると同時に、今後住む人の人数が変わったり、家具や家電の数が増えたりといった将来的なライフスタイルの変化を読むことが大切です。
□まとめ
今回は、注文住宅の予算の立て方を紹介しました。
予算の計画を立てる際には、今回ご紹介した年収別の予算の決め方や、失敗しないための注意点を押さえておくと良いでしょう。