注文住宅における収納のポイントについて紹介します！
住みやすい家づくりのためにも、非常に重要な収納の要点についてはしっかりと押さえておきましょう。
今回は、菰野市、四日市市、いなべ市周辺で注文住宅を検討中の方へ、収納のポイントについて紹介します。
□収納についての考え方とは
まず、今の住まいに対して不満を感じている部分をリストアップしましょう。
例えば「脚立がないとモノを取り出せない」「掃除機の置き場が遠くて掃除機をかけるのが面倒である」「洗濯物を干すのに1階と2階を行ったり来たりするのが大変」など、気になる部分を挙げることから始めてみましょう。
収納アイデア次第で使い勝手がよくなる場合もありますが、収納スペースの場所そのものに問題があることも考えられます。
どこに収納スペースがあったら使いやすく楽になるかについて、一度考えてみましょう。
また、動線設計を工夫することも大切です。
住宅収納において最も重要なのは、生活動線に合わせて収納を考えていくことです。
「使う場所」に「使うモノ」がすぐ使えて、すぐ戻せるのが理想の収納と言えます。
生活動線が短くできれば、それだけ時間の無駄がなくなり、時間にも気持ちにも余裕がある生活ができるようになります。
さらに、予算を練ることも必須事項です。
収納スペースを増やせばモノが収まりますが、その分部屋は狭くなり、費用もかかってしまいます。
気づいたら予算オーバーしていたということもあるでしょう。
多いだけで使いにくい収納にお金をかける前に、本当にそれは必要な収納なのか、収納にどれくらいの費用がかかるのか、どのくらいの予算が出せるかを熟考する必要があります。
収納に限らず、間取りに関することやお金に関することは家づくりにおける最重要事項と言えます。
現在の住まいにある課題の解決ももちろん大切なことですが、まずは暮らしやすい動線になるように間取りを考えることや、家を建てた後の生活も余裕を持てるような資金計画を立てることを優先しましょう。
□収納のポイントとは
1つ目のポイントは、壁面積を重視することです。
収納について考えるとき、奥行きや広さももちろん重要ですが、壁面積も意識して作ることが大切です。
必要な収納スペースについてどのくらい壁面積がいるかを考え、いかに取り出しやすく収納できるかを重視しましょう。
2つ目は、生活動線を重視してスペースをつくることです。
家事動線や生活動線を意識した上でスペースを確保すると、日常生活の中でより使いやすい収納スペースになるでしょう。
3つ目は、使用頻度に合わせて収納スペースを分けることです。
多くのモノを全て同じ場所に集約してしまうと、すぐに使いたいモノがどこにあるのか分からない、取り出しにくい場所にあるなどの問題が起こるでしょう。
そのため、使用頻度に合わせて収納場所を分別しておくと、いざ使うときに簡単に取り出せると同時に、整理もしやすくなります。
□後悔しないためには
1つ目は、玄関収納は多めにすることです。
お家を建てるとき、リビングの広さやキッチンなどに目が向いてしまい、玄関について考える時間が少ない傾向にあります。
好みの靴やTPOに合わせた靴を合わせると思ったより多くなりますし、子供が成長すると靴の収納スペースはより必要となります。
お家を建てるときは、玄関の広さだけでなく十分な収納スペースがあるかをチェックし、ご自身の実家などを参考にして収納スペースの目安を知りましょう。
傘置き場スペースも忘れずに用意しましょう。
2つ目は、クローゼットは何を入れるのかについてもしっかりと考えることです。
子供の成長に合わせて、モノも増えていきます。
小さい頃はおもちゃ、大きくなれば制服、部活動の道具など成長過程に沿って様々なモノがあります。大きいクローゼットを設けることも大切なのですが、クローゼットの中身も重要です。
吊り棚やハンガーラックは取り付ける方は多いのですが、引き出しや衣装ケースを置くスペースは置けるのかのチェックが必要になります。
モノの量だけでなく、種類も増えるので分けられる中身になっているかも熟考しておきましょう。
3つ目は、収納率を考慮することです。
家の面積に対する収納スペースを収納率と呼びますが、十分な収容率は10パーセント以上となっています。
しかし、多くの既存住宅は6から7パーセントしかないと言われており、スペースが足りず後悔するケースは少なくありません。
後悔しないためにも、設計の段階で10パーセントの基準が守れているかを調べましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅を検討中の方へ、収納のポイントを紹介しました。
収納は生活の質に大きくかかわる重要な要素です。
生活動線を意識して設計すること、収納率を考慮することなどを忘れずに、適切な場所に適切な大きさの収納を置くようにしましょう。
