マイホームを建てるタイミングについて紹介します！
失敗を減らすためには、できるだけ明確な判断基準に沿って建築する時期を決めるべきでしょう。
今回は、菰野市、四日市市、いなべ市周辺で注文住宅を検討中の方へ、マイホームを建てるタイミングについて紹介します。
□マイホームを建てるタイミングを決める判断基準とは
マイホームの建築を検討すべきタイミングは大きく分けて6つあります。
1つ目は、年齢です。
国土交通省の発表したデータによると、初めて家を取得した年齢は30〜40代が最も多いという結果が出ています。
注文住宅に限定すると、全体の7割が30〜40代の人で、平均年齢は38.9歳です。
この年代で住宅の取得が多いのは、住宅ローンの返済期間が30年であるからと言われています。
2つ目は、世帯年収です。
注文住宅を取得した人の平均世帯年収は695万円です。
都市圏では761万円で、世帯年収の平均は全体で600〜700万円台が多くなっています。
注文住宅を建てる人は30〜40代が多いことからも、ある程度の年収を得た段階でマイホームの建築を考えていることが分かります。
3つ目は、居住人数です。
日本では、1世帯あたりの居住人数の平均が3.3人です。
居住人数別の割合を見ると、3人が30パーセント、4人が29パーセント、2人が20パーセントです。
また、マンションは2人世帯が最も多いですが、注文住宅においては3〜4人が全体の6割を占めています。
4つ目は、ライフイベントです。
ライフイベントはいくつかある判断基準の中でも最も重要な要素です。
家族構成の変化に伴って住み替えを検討するのは最も合理的と言えます。
主なライフイベントとしては、「結婚」、「出産」、「子供の入園・入学」、「子供の自立・定年退職」の4つが挙げられます。
ここからは、各ライフイベントごとの注意点を紹介します。
結婚のタイミングで家を持ちたい場合は、結婚した後の生活費を把握することから考えましょう。
結婚後の生活費が分かれば、必要な住宅資金の具体化が可能になるでしょう。
家族が増える出産のタイミングで家を持ちたい場合は、子供が住みやすい家にすることを軸に家づくりの計画を建てると良いでしょう。
子供の入園・入学のタイミングで家を購入する場合は、親の年齢が既に40代近くになっていることが多いので、長期の住宅ローンを無理なく組めるかどうかを検討する必要があります。
子供の自立や定年退職の段階で住宅を取得する人も少なくありません。
このケースでは、老後の暮らしやすさを軸に家づくりをすると良いでしょう。
老後の資金に問題がないか、バリアフリーな設計が実現できるかをチェックしましょう。
5つ目は、貯蓄額です。
マイホームの建築に際しては、購入資金以外にも仲介手数料やローンの借入手数料、印紙税、登録免許税、不動産取得税、登記費、保険料、固定資産税清算金など各種費用がかかります。
これらの費用は物件の購入価格の5〜10パーセントと言われています。
また、頭金の目安は20パーセント程度なので覚えておきましょう。
□マイホームの建築を検討しやすいタイミングについて
＊社会的に見ておすすめのタイミングとは
ここまでは、家の取得で検討すべき5つの判断基準を紹介しました。
各家庭の事情に合わせて、これら5つの基準をもとにして建築時期を決めるのが最も良い方法と言えます。
一方で、社会的に家を取得した方が良いとされるタイミングがあるのをご存じでしょうか。
それは、経済状況や国の制度が変わるタイミングです。
消費税の増税前やオリンピックのような大規模なイベントの前後は低金利かつ良い条件で住宅ローンの融資を受けやすいと言えます。
テレビや雑誌においても、様々な謳い文句で住宅の取得を促しているのを目にする機会が多い時期でしょう。
この社会情勢の変化は、もちろん有益な判断材料になります。
しかし、鵜呑みにし過ぎるのではなく、あくまで前述した判断材料と同じく検討すべき情報として受け取るようにしましょう。
＊結局どのタイミングが良いのか
マイホームを建てるべきタイミングとしてどのような人にとってもベストなのは、「マイホームが必要になった時」でしょう。
同世代が住宅を取得し始めたから、金利が良いらしいから、といった漠然とした理由で取得するよりも、マイホームが必要である理由が明確に挙げられる状況で取得することで、家づくりはより理想形に近づき、失敗も少なくなるでしょう。
必要なタイミングが来たら、家族としっかりと相談しながら、要望を出せるだけ出して、理想の家づくりを目指しましょう。
□まとめ
今回は、マイホームを建てるタイミングについて紹介しました。
マイホームを建てるタイミングは、今回紹介した5つの判断基準を参考にして決めましょう。
また、ぼんやりとした理由で家づくりを始めると失敗しやすいので、そのタイミングが本当にマイホームが必要な時期なのかどうかはしっかりと見極めましょう。
