土地選びの落とし穴とは?失敗しないための方法を紹介します!
家づくりでは建物ばかりに目がいってしまいがちですが、土地も重要な要素です。
どの土地に住むのかについては、家づくりの計画と同じくらい時間をかけて慎重に決めるべきことだと言えます。
今回は、菰野市、いなべ市、四日市市で注文住宅を検討中の方へ、土地選びで失敗しないためのポイントを紹介します。
□土地選びでよくある失敗とは
1つ目は、日当たりが悪かったという例です。
下見の段階では、気付かなかったものの、実際に住んでみたら太陽の光がほとんど入ってこずに後悔したという例は往々にしてあります。
特に、夏場に下見する場合は注意が必要です。
夏は、太陽が最も高い位置にある時期なので、日当たりが良くない場所でも良いように感じてしまうことがあります。
2つ目は、周辺の騒音が気になったという例です。
隣家の犬がいつも吠えていたり、平日は工場が稼働していたり、近隣住民が大きめの音量で音楽をかけていたりと、事前にはとても把握しきれないような状況が考えられます。
3つ目は、手入れが大変すぎたという例です。
予算に余裕のある方の中には、広々とした土地にしたいと考えておられる方も多いと思いますが、広すぎると手入れが大変になります。
土地が広いとそれだけ外構部分にも費用がかかるので、工事の手間も考えると闇雲に広くしすぎるのも良くないと言えます。
4つ目は、間口が狭すぎたという例です。
間口とは、土地の幅のことを指します。
この間口が狭いと、家づくりが制限される可能性が高まります。
特に、東西方向に狭い土地であれば南北に長い家を建てなければなりません。
そうすると、日当たりもかなり悪い家になってしまいます。
5つ目は、外構に想定以上にお金がかかったという例です。
土地が安かったので購入したものの、外構にお金がかかって予算オーバーしたという例も少なくありません。
細長い土地は、ブロックフェンスが必要になったり、高低差が激しい土地では盛土・切土が必要になったりなど、土地の状況によって外構コストは大きく変わります。
6つ目は、水はけが悪かったという例です。
住み始めて水はけが悪いことに気付き、庭が常にじめじめしており、後悔したという失敗例もあります。
庭の水はけや、日当たりが悪いと、常にぬかるみや苔も生じてしまうでしょう。
7つ目は、駐車が難しくて困ったという例です。
家の前の道路が狭くて駐車に困ったというケースもよく見られます。
駐車が難しいと切り返しの回数が増えるのでかなり大変です。
また、駐車スペースが狭いと急いでいる時に思わずどこかに接触してしまうリスクも考えられます。
8つ目は、田んぼの近くで虫が多かったという例です。
土地が山や田んぼの近くに位置していると虫が大量発生します。
特に夏場は数が非常に多くなるので、虫が嫌いな人や都会出身者は覚悟が必要と言えます。
□土地選びのコツとは
土地選びを進めていく上では、以下の6つのポイントを押さえると良いでしょう。
1つ目は、家族のニーズに合っているかどうか判断することです。
土地選びは基本的に、自分の意思よりも家族の意思を尊重した方がトラブルも少なく、上手くいきます。
家族の通勤・通学事情を考慮して良い立地を見つけられたらより長くその土地に住み続けられるでしょう。
2つ目は、建物の建築が可能かどうかを調べることです。
建物の建築可否には道路に面している側面が2メートル以上、その道路の幅が4メートル以上という条件があります。
この条件を満たしていなければ建物を建てたくても建てられないので事前調査を忘れないようにしましょう。
3つ目は、土地の高低差を見ることです。
ほとんどの土地は周りの道路よりも高い位置にあることが多くなっています。
しかし、道路よりも土地が低いと水はけが悪く、生活にとって大きな障壁になるので、できる限り盛土のあるポイントに建てるのがおすすめです。
4つ目は、正面の道路の所有権の有無を確認することです。
正面の道路が他の人が所有権を持っている道路の場合、許可を得ない限り工事ができません。
たとえ公道であったとしても、建築の際には警備員が必要なので、人件費がかかります。
5つ目は、境界をはっきりと決めておくことです。
境界が明確に決まっていないと、後々隣人間のトラブルへと発展する可能性があります。
必ず隣人に立ち会ってもらい、登記簿にはっきりと境界を示しておきましょう。
6つ目は、災害に強いかどうかを調べることです。
その土地周辺で起こった災害については詳しく調べておき、ハザードマップにも目を通しておきましょう。
また、土地の強さを測るための地盤調査も必須事項です。
□まとめ
今回は、土地選びにおける失敗例や失敗しないためのポイントを紹介しました。
土地選びでは日当たりや水はけなどの基本的なことから外構費や駐車のしにくさなどの細かいことまで様々な落とし穴があります。
後悔しないためにも、今回紹介した6つのポイントを押さえるとともに、その土地についての理解を深めましょう。