平屋の外観をおしゃれにする屋根は?片流れ屋根についてご紹介します!
切妻屋根や寄棟屋根などの代表的な種類もありますが、平屋には「片流れ屋根」と呼ばれるものがオススメです。
今回は、平屋の外観をおしゃれにする片流れ屋根をご紹介します。
□平屋の外観をおしゃれにする片流れ屋根とは
片流れ屋根とは、一般的な三角になる屋根とは異なり、1枚でかけてしまうタイプの屋根です。
文字通り、1枚の屋根が片方のみに流れている屋根を指します。
最近では、シンプルデザインの家やモダンデザインの家に使われることが多いです。
平屋は屋根の面積が大きいので、切妻屋根のような場合は外観デザインがイマイチなこともあります。
しかし、片流れ屋根は平屋と相性が良い屋根なので、外観をおしゃれにする屋根だと言えるでしょう。
外観デザインに困っている場合は、片流れ屋根を採用することをオススメします。
□平屋に片流れ屋根を採用するメリットやデメリットとは
平屋と片流れ屋根の相性が良いと言われるのには、きちんとした理由があります。
片流れ屋根を採用することで、平屋の機能性を向上させられるのです。
屋根の水上側の外壁面に高さが出るので、通常より高い位置に窓を設置できます。
高い位置に窓を設置できるということは、自然光が入りやすく室内を明るくできるだけでなく、室内の換気や通風を促進することにつながります。
しかし、高い位置に窓を設置するのであれば、台風時の飛来物に耐えられる仕様が必須です。
実際に飛来物でガラスが割れ、強風が入り込んで屋根ごと飛散してしまったケースもあるので、対策を怠らずに注意することが大切です。
平屋は屋根と外観のデザインが難しい傾向にあり、切妻や寄棟屋根を採用する場合、公民館のような地味な印象になってしまう可能性があります。
そのような従来のイメージとは異なり、片流れ屋根でデザイン面でもおしゃれにできるのでオススメです。
平屋に片流れ屋根を採用するメリットとしては、主に以下のメリットがあります。
・スタイリッシュで洗練されたおしゃれな外観にできる
・水上側の壁面を高くできる
・天井高を高くできる
・太陽光パネルが設置しやすく効率が良い
・水上側の壁面を高くできるため、勾配天井にすると開放的なデザインにできる
一方で採用するにあたり、いくつかのデメリットも存在するので押さえておきましょう。
デメリットとしては、以下のものが挙げられます。
・雨漏りのリスクが高い
・将来的なメンテナンス費が割高になる可能性がある
・雨樋の容量に注意する必要がある
・屋根のかからない方角に関しては劣化の影響を受けやすい
・屋根が低い分、周辺の建物状況によっては日陰になりやすい
メリットとして太陽光パネルが設置しやすいことをあげましたが、冬でも日陰にならないように確認することが大切です。
設置したのに日陰になってしまっては、せっかくの発電機会を失うことにつながるので注意しましょう。
□片流れ屋根を採用する際に意識したいポイントについて
最後に、平屋に片流れ屋根を採用する際、意識すると良いポイントを3つご紹介します。
1つ目は、勾配と屋根裏空間のバランスを考えることです。
どの屋根にも共通して言えることですが、屋根のデザインを考える上で「紅梅をどれくらいつけるか」がとても重要なポイントです。
勾配を大きくつけるとクールでキリッとした印象になり、傾斜の角度が大きくなる分、屋根裏空間をより広く取れるメリットがあります。
その一方で勾配を小さくすると、より落ち着いた雰囲気を演出でき、周囲の外観にも溶けやすくなるメリットがあります。
屋根裏に使える空間は、勾配を大きくつける場合よりも小さくなってしまうので、押さえておきましょう。
片流れ屋根を採用するのであれば、見た目の印象と屋根裏空間のバランスを考えることが重要です。
2つ目は、雨樋の詰まりに注意することです。
デメリットで雨樋の容量に注意する必要があるとご紹介しましたが、片流れ屋根は雨樋の数が少なく、雨水が流れ込む量も多いという特徴があります。
その分、雨樋にかかる負担も大きくなってしまうので、定期的に掃除をしたり、詰まっていないかチェックしたりすることが大切です。
3つ目は、実績豊富な施工会社に依頼することです。
片流れ屋根は、見かけることも少ない比較的珍しい形の屋根なので、扱っている施工会社もそれほど多くないでしょう。
家づくりについて考える際は、デザインについても的確なアドバイスをもらいつつ、満足できる施工をしてもらえるよう、実績が豊富な施工会社に依頼することをオススメします。
当社では、平屋の建築はもちろん、片流れ屋根を採用した施工実績も豊富なので、安心してお任せください。
□まとめ
今回は、平屋の外観をおしゃれにする片流れ屋根をご紹介しました。
メリットとデメリットの両方を考慮した上で採用すると後悔を防げるでしょう。
当社は、携わった仕事は自らの手で最後まで責任を持って受け持つことをお約束します。
菰野町、四日市市、いなべ市周辺で家づくりを始める方は、ぜひご相談ください。