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工務店で家を建てることを検討しているあなた、費用面で不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
「工務店は坪単価が高いイメージがあるけど、本当?」
「予算を抑えて、理想のマイホームを実現するにはどうすればいいの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いはずです。
この記事では、工務店で家を建てる費用の内訳や、坪単価を安く抑えるための具体的な方法を解説していきます。
工務店で家を建てる際の費用について、詳しく知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください。

□工務店は坪単価が安いって本当?

一般的に、工務店はハウスメーカーよりも坪単価が安いと言われています。
しかし、実際には、工務店とハウスメーカーでは坪単価の算出方法や含まれる項目が異なるため、単純に比較することはできません。
この記事では、工務店の坪単価が安くなる理由や、坪単価を比較する際に注意すべき点を解説していきます。

1: 人件費を抑えられる

工務店はハウスメーカーに比べて、社員数が少なく、人件費を抑えることができる傾向があります。
ハウスメーカーは、大規模な組織運営や営業体制を維持するために、多くの社員を雇用しています。
一方、工務店は、地域密着型で少数精鋭の体制をとっていることが多く、人件費を抑えられています。

2: 広告宣伝費用が低い

ハウスメーカーは、テレビCMやインターネット広告など、大規模な広告宣伝活動を行っていることが多いです。
これらの広告費用は、最終的に建築費用に上乗せされるため、坪単価に影響を与えます。
一方、工務店は、地域密着型で口コミや紹介などを中心に顧客を獲得している場合が多く、広告宣伝費を抑えています。
工務店はCMを流してないので、その分の費用を他の部分に回せるです。

3: ショールームなどの維持管理費がない

ハウスメーカーは、ショールームや展示場を運営するために、多額の維持管理費を必要としています。
これらの費用も建築費用に上乗せされるため、坪単価に影響を与えます。
一方、工務店は、ショールームを持たずに、顧客と直接面談を行うケースが多いため、維持管理費を抑えることができます。
これらの理由から、工務店はハウスメーカーよりも坪単価が安くなる傾向があります。
しかし、工務店はハウスメーカーに比べて、標準的なプランや仕様が少ない場合もあります。
そのため、自由設計で理想のマイホームを建てる場合、ハウスメーカーよりも費用がかかる可能性も考えられます。

□工務店の坪単価を正しく比較する方法

工務店の坪単価を比較する際には、以下の3つのポイントに注意する必要があります。

1: 延床面積と施工面積の違い
延床面積と施工面積は、どちらも建物の面積を表す指標ですが、含まれる範囲が異なります。
延床面積は、建物の床面積をすべて合計した面積です。
一方、施工面積は、実際に建築工事を行う面積です。
延床面積には含まれない、玄関ポーチやベランダ、ロフトなども施工面積には含まれます。
そのため、同じ建物でも、延床面積と施工面積では坪単価が異なります。
坪単価を比較する際には、どちらの面積で計算されているのかを確認することが重要です。

2: 本体工事費の内容を確認
本体工事費には、建物の構造や外装、内装など、様々な費用が含まれます。
しかし、工務店によって、本体工事費に含まれる項目が異なります。
例えば、地盤改良費用や外構工事費用、設備費用などが、本体工事費に含まれている場合と含まれていない場合があります。
坪単価を比較する際には、本体工事費に何が含まれているのかを、各社で確認することが重要です。

3: 建物や設備の違い

建物の構造や設備のグレードによっても、坪単価は大きく異なります。
例えば、木造住宅と鉄骨住宅では、構造によって坪単価が異なります。
また、キッチンや浴室、トイレなどの設備のグレードによっても、坪単価は異なります。
坪単価を比較する際には、建物の構造や設備のグレードが同じであることを確認することが重要です。
 

□坪単価に影響を与える要素

坪単価は、家の本体価格、延床面積、建物の構造、設備のグレードなど、様々な要素によって左右されます。

1: 家の本体価格
家の本体価格とは、建物の構造や外装、内装など、建物本体にかかる費用です。
本体価格が高いほど、坪単価も高くなります。
本体価格に影響を与える主な要素は以下のとおりです。

建物の構造:木造、鉄骨、RCなど
外装:サイディング、タイル、レンガなど
内装:壁紙、床材、建具など
設備:キッチン、浴室、トイレなど

2: 延床面積
延床面積とは、建物の床面積をすべて合計した面積です。
延床面積が大きいほど、坪単価は低くなる傾向があります。
これは、延床面積が大きくなると、1坪あたりの建築費用が減るためです。

3: 建物の構造
建物の構造によっても、坪単価は大きく異なります。
木造住宅は、鉄骨住宅やRC住宅に比べて、坪単価が安くなる傾向があります。
これは、木造住宅は材料費や施工費が安いためです。

4: 設備のグレード

設備のグレードによっても、坪単価は大きく異なります。
例えば、キッチンや浴室、トイレなどの設備を、高機能なものにすると、坪単価が高くなります。

坪単価を抑えるためには、設備のグレードを見直すことも有効です。

□坪単価を抑えるための具体的な方法

工務店で家を建てる際の坪単価を抑えるためには、以下の方法が有効です。

1: 家のデザインをシンプルにする
家のデザインをシンプルにすることで、建築費用を抑えることができます。
例えば、外観をシンプルなデザインにする、間取りをシンプルなものにする、などです。

2: 内装よりも外装に費用をかけない
内装は、後からでもリフォームできます。
そのため、内装よりも外装に費用をかけることで、坪単価を抑えることができます。
例えば、外壁をサイディングにする、屋根をガルバリウム鋼板にする、などです。

3: 設備のグレードを見直す
設備のグレードを見直すことで、坪単価を抑えられます。
例えば、キッチンや浴室、トイレなどの設備を、標準的なグレードのものにする、などです。

4: 建築時期を検討する
建築時期によっても、坪単価は異なります。
例えば、建築業界の閑散期である冬場や春先は、坪単価が安くなる傾向があります。

6: 施主の努力でコストダウン

施主の努力でコストダウンできる部分もたくさんあります。
例えば、内装の一部をDIYで施工する、不用品を自分で処分する、などです。
これらの方法を組み合わせることで、予算内で理想のマイホームを実現できます。

□まとめ

工務店で家を建てる費用は、ハウスメーカーに比べて安い場合がありますが、坪単価の算出方法や含まれる項目が異なるため、単純に比較することはできません。
坪単価を比較する際には、延床面積と施工面積の違い、本体工事費の内容、建物や設備の違いなどを考慮する必要があります。
坪単価を抑えるためには、家のデザインをシンプルにする、内装よりも外装に費用をかけない、設備のグレードを見直すなどの方法があります。
これらの方法を組み合わせることで、予算内で理想のマイホームを実現できます。
工務店で家を建てることは、ハウスメーカーに比べて自由度が高く、自分たちの理想を形にできます。
しかし、費用面での不安は大きいと思います。
この記事を参考にして、工務店との家づくりを安心して進めていただければ幸いです。

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